不必要な列の非表示

モデリングの際、マスタとファクトテーブル(トランザクション)を結合するときに結合のキーとなる列は両方のテーブルに存在することになる。(商品マスタと、商品別の売上データがあるとき、結合のキーになる「商品」列は両方に存在する。)

スライサを使うとき、DAXで計算させるときなど、フィルタコンテキストは1:Nの1→Nの方向に伝播するので、N側の列を使うとうまく動かないケースがある。

同じような列があるとどちらをレポートに使えば良いか、データモデルの利用者にとって分かりづらいし、単純に見づらい、といった状況になる。そのため、N側(ファクトテーブル)の結合キーのデータは非表示にしておいたほうが良い。

なお、非表示にしてもメモリには読み込まれているため、メジャーの計算などには使用できる。逆に言うと、メモリを消費し続ける。ファクトテーブルのレコード数が多い場合には無駄なメモリ消費になるので、そもそも不要な列であれば列を削除してしまった方が良い。列の削除もモデリングビューから行える。

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